このページでは、作業療法について説明しています。
一般社団法人日本作業療法士協会 作業療法見学ツアーのページもご参照ください。
日本作業療法士協会では、小学校高学年くらいの方から読める「オーティくんのぎもん」という作業療法について会話形式で紹介しているコンテンツもありますので、そちらもご参照ください。
作業療法とは?What is occupational therapy?
作業とは
食べたり入浴したり、人が日常生活で行う全ての活動を「作業」と呼んでいます。 腕を動かすなどのちょっとした動作から、仕事や遊び、地域活動まで幅広く、 「作業」はあなたと社会をつないでいる接点となります。
日常の活動全てが作業
作業療法・作業療法士とは
日本作業療法士協会と世界作業療法士連盟の作業療法の定義をご紹介いたします。
日本作業療法士協会の作業療法の定義(2018年)
作業療法は、人々の健康と幸福を促進するために、医療、保健、福祉、教育、職業などの領域で行われる、作業に焦点を当てた治療、指導、援助である。作業とは、対象となる人々にとって目的や価値を持つ生活行為を指す。
作業療法の定義(世界作業療法士連盟(WFOT) 2012)
Occupational therapy is a client-centred health profession concerned with promoting health and well being through occupation. The primary goal of occupational therapy is to enable people to participate in the activities of everyday life. Occupational therapists achieve this outcome by working with people and communities to enhance their ability to engage in the occupations they want to, need to, or are expected to do, or by modifying the occupation or the environment to better support their occupational engagement. (WFOT 2012)
作業療法が必要な方a person who needs the occupation therapy
子供からお年寄りまで、生活に障害をもつ(または予測される)全ての方を対象にしています。
医療をはじめ、保健、福祉、教育・職業領域と幅広い分野で展開されています。
作業療法士の働いているところは?
Where do occupational therapists work?
社会のあらゆる場所で、医療や福祉、介護の現場はもちろん、保健・教育・労働・司法など社会活動の現場でも作業療法士は働いています。
医療
総合病院/リハビリテーション病院/精神科病院/クリニック など
介護
介護老人保健施設/デイケア/デイサービス/訪問リハビリテーション/訪問看護ステーション など
福祉
児童発達支援センター/放課後等デイサービス/就労移行支援事業所/生活介護事業所 など
教育
特別支援学校/教育委員会 など
保健
保健所/地域包括支援センター/精神保健福祉センター/地方自治体 など
労働
障害者就労・生活支援センター/障害者職業センター/ハローワーク など
司法
刑務所/医療刑務所/保護観察所 など